「辛い便秘」。とっておきの対策は?

「便秘」(弛緩性便秘)の辛さを訴える方、多いです。

便秘は、ストレスによる腸内環境の乱れや水分不足、運動不足などが原因で起こりますが、
来院される方が「慢性胃腸炎」「過敏性腸症候群」「機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)」「甲状腺機能低下症」「胃下垂」「自律神経失調症」「反復性腹痛」の場合、
付随する症状としても苦しまれている方はとても多いと実感します。

食物繊維や乳製品等を頑張って食べたり、便秘に効く体操、マッサージを試みたり「何とかしよう」しても、スッキリしない方も多いのではないでしょうか?

これ、間違いでは無いと思いますが、その前段階で試してみる価値のあるもっと効果的なものがあります。

意外と「知らなかった!」と言われある方も多いので今日はシェアしたいと思います。

便秘の時に「まず最初にやる事」。
それは、マグネシウムオリゴ糖グルタミンの三種を意識して摂る事です。

「なぜ、これが最初?」
それは、軽度の便秘なら食物繊維や乳製品で改善が期待できますが、
重度の長期に渡って便秘な方は、腸内環境が悪過ぎるために、腸内の働きが悪く食物繊維や乳製品が働けない状態になっています。

そのため、まずは腸内にチカラを取り戻す行程が必要になって来ます。
ここをすっ飛ばして、いろんな事を試しても腸は動いてくれません。

マグネシウム、オリゴ糖、グルタミン。
これらの働きを簡単に説明すると、マグネシウムは腸の中では水分を集める働き、オリゴ糖は腸内善玉菌のえさになり、グルタミンは腸のエネルギーになります。
これらを意識して摂る事で腸を元気にしてから、本格的に食生活を考えて行きましょう。
私はこのアドバイスをよくするのですが、喜んでいただける事が多いです。
どうぞお試し下さい。

腸が弱って働きが良くないので、なるべく負担をかけないように基本的にはサプリを推奨したいますが、
マグネシウム、オリゴ糖、グルタミンなどを含む食べ物も、もう少し紹介しておきます。

1、「マグネシウムを含む食べ物」
マグネシウムは、水分の吸収を高める作用があり、便を柔らかくしたり、食物繊維などと同時に摂ると、腸のぜん動運動を助ける作用があります。
マグネシウムは、海藻類や豆類、ナッツ類などに多く含まれます。特にあおさやあおのりは、マグネシウムの含有量が非常に高く、便秘解消に効果的です。
あおさやあおのりは、サラダや味噌汁などに入れて食べると良いでしょう。

2、「オリゴ糖を含む食べ物」
オリゴ糖は、腸内で善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やす作用があります。
善玉菌は、腸内環境を整えるだけでなく、ビタミンやミネラルの吸収を高めたり、老廃物を排出したりする働きもします。
オリゴ糖は、玉ねぎやアスパラガスなどの野菜類や、はちみつなどに多く含まれます。また味噌や醤油などの発酵食品にも含まれています。
オリゴ糖は、ヨーグルトや納豆などにかけて食べると、より効果的です。

3、「グルタミンを含む食べ物」
グルタミンは、腸粘膜の修復や免疫力の向上に必要なアミノ酸です。
グルタミンは、腸内細菌のエサとなり、善玉菌を増やして腸内環境を改善する効果もあります。
グルタミンは、鶏肉や牛肉などの動物性タンパク質や、キャベツやブロッコリーなどの野菜類に多く含まれます
。特にキャベツは、食物繊維も豊富で、便秘解消におすすめです。キャベツは生でも加熱しても良いですが、加熱するとより多く摂取できます。

以上、便秘解消におすすめの食べ物を紹介しました。
腸内に元気を注入して、腸内環境を整えて便秘を改善できると思います。
ぜひ試してみてください。

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