「集中できない」「朝起きられない」……それ、勉強による首のSOSかもしれません
先日、受験生のお母さんからこんな相談を受けました。
「うちの子、最近どれだけ勉強しても頭に入らないって言うんです。首が痛いのを我慢して机に向かっているみたいで…」
こんにちは。大阪市の浜崎鍼灸整骨院、院長の浜崎です
実はこれ、当院に来られる学生さんやその親御さんから、本当によくお聞きする悩みなんです。毎日机に向かって勉強を頑張っている受験生や学生の皆さん、そしてその姿を見守る親御さん。最近、首が痛いせいで集中力が続かないことや、肩こりがひどくて頭痛がするといった悩みはありませんか。
こうした長時間の学習姿勢によるストレートネックが原因で、本来の学力が発揮できていないケースは非常に多いのです。高校生や中学生の間でも、スマホ首と呼ばれるこの症状の治し方や、勉強中に首が痛い時に使えるグッズに関する情報を探している方が増えています。
この記事では、成績アップの妨げになる首のトラブルを解消し、万全の体調で試験に挑むための具体的な方法をお伝えします。
この記事でわかること
- ストレートネックが集中力や記憶力の低下を招くメカニズム
- 勉強に集中するための机や椅子の高さ調整と便利グッズの活用法
- 隙間時間で簡単にできる首の痛み改善ストレッチと正しい座り方
- 頑固な首こりや自律神経の乱れをリセットするための鍼灸という選択
勉強でストレートネックになり成績が落ちる理由
「勉強中に首が痛くなるのは、頑張っている証拠」なんて思っていませんか?実はそれ、身体からの危険信号かもしれません。ここでは、なぜ勉強中の姿勢がストレートネックを引き起こし、それがどのようにして学習効率や成績に悪影響を及ぼすのか、そのメカニズムについてお話しします。
勉強中に集中できないのは首の角度が原因?

勉強中に「なんだか集中できないな」「文字が頭に入ってこないな」と感じることはありませんか。
当院に来られる学生さんも、最初は「自分の集中力がないだけだと思っていました」とおっしゃる方がほとんどです。でも安心してください。それは気合が足りないからではなく、単純に首の角度が悪さをしている可能性が高いんです。あなたの「やる気」の問題ではないんですよ。
私たちは教科書やノートを見る時、どうしても下を向く「うつむき姿勢」になりますよね。人間の頭というのは、ボーリングのボールくらいの重さがあります。これを首の骨(頸椎)だけで支えているわけですが、まっすぐ前を向いている時、首の骨は緩やかなカーブ(前弯)を描いていて、サスペンションのように重さを分散できるようになっています。
しかし、勉強で下を向くと、このカーブが失われて「ストレート」な状態になり、頭の重さがダイレクトに筋肉や関節にかかってきます。この角度が深くなればなるほど、首の後ろの筋肉(僧帽筋や頭板状筋など)は引き伸ばされ、常に緊張した状態になります。ゴムを限界まで引っ張っている状態を想像してみてください。切れそうなくらいピンと張っていますよね。
この筋肉の過度な緊張が続くと、首周辺のセンサーが「異常事態だ!」と脳に信号を送り続けます。すると脳は、その不快な信号を処理することにリソースを割いてしまい、肝心の勉強内容への処理能力が落ちてしまうのです。つまり、首が辛いというだけで、脳のCPUの一部が常に奪われているような状態なんですね。「やる気はあるのに集中できない」という時は、自分の性格を責める前に、今のその首の角度を疑ってみるのが良いかもしれません。
首の痛みが記憶力・思考力を下げる理由
首の痛みやコリは、単なる不快感にとどまりません。実は、脳のパフォーマンス、つまり「記憶力」や「思考力」を直接的に低下させる要因になります。これには「血流」と「酸素」が深く関係しています。
脳は体重のわずか2%程度の重さしかありませんが、体全体の酸素の約20〜25%を消費する大食らいの臓器です。勉強という高度な知的作業をしている時は、さらに多くのエネルギー、つまり大量の血液と酸素を必要とします。脳への栄養補給路である血管は、すべて首を通っています。
しかし、ストレートネックで首の骨の配列が乱れたり、ガチガチに凝り固まった筋肉が血管を圧迫したりすると、どうなるでしょうか。特に、首の骨の中を通る「椎骨動脈(ついこつどうみゃく)」という血管が圧迫されると、脳への血流が悪くなってしまいます。ホースを踏んづけると水が出にくくなるのと同じ原理です。
ブレインフォグ(脳の霧)とは?
血流不足により脳が酸素欠乏状態になると、頭の中に霧がかかったように思考が晴れない状態になります。これを「ブレインフォグ」と呼び、学習効率を著しく下げる原因となります。あくびが止まらないのも、脳が必死に酸素を取り込もうとしているサインです。
こうなると、脳は生存本能として「省エネモード」に切り替わり、新しい情報を記憶したり、複雑な問題を解いたりする機能を制限してしまいます。同じ1時間勉強しても、首が楽な状態で酸素が巡っている時と、首が痛くて酸欠の状態では、頭に残る量が全然違うということですね。受験勉強は時間との戦いですから、この「効率のロス」は非常にもったいないことなんです。
でも、裏を返せば、首の環境を整えて血流さえ改善すれば、同じ勉強時間でも吸収できる量がグンと増えるということ。努力の「量」を増やすより、まず「効率」を上げる。これが、私が受験生の皆さんにいつもお伝えしていることです。
自律神経の乱れや朝起きられない不調
私が治療家として、そして親として特に心配しているのが、この「自律神経」への影響です。首という場所は、単に頭を支えているだけではありません。生命維持に欠かせない自律神経の重要な中枢や神経節が集まっている、いわば「神経のスクランブル交差点」なんです。
首の筋肉が過度に緊張し、コリが慢性化すると、脳は常に「身体が攻撃されている!」「緊張状態にある!」と勘違いしてしまいます。その結果、身体を興奮させて戦闘モードにする「交感神経」のスイッチを入れっぱなしにしてしまうんです。
本来、勉強が終わってリラックスすべき夜の時間帯になっても、このスイッチが切れません。そうなると、ベッドに入っても目が冴えて眠れなかったり、眠りが浅くて疲れが取れなかったりします。そして逆に、朝になって活動すべき時間にスイッチが入らず、起きるのが辛くなってしまうのです。
最近よく耳にする「起立性調節障害(OD)」のような、めまいや立ちくらみ、朝の極度の倦怠感、頭痛といった症状。これらは、思春期のお子様に多く見られる自律神経の調節がうまくいかない状態ですが(参考:日本小児心身医学会「起立性調節障害」)、実は首のコリ(頸性神経筋症候群)が引き金になって悪化しているケースも少なくないと、私は臨床経験から感じています。
病院で検査しても「異常なし」と言われたけれど調子が悪い、という場合、首の筋肉の緊張が自律神経のバランスを崩している可能性も視野に入れてみてください。
受験期はただでさえプレッシャーで交感神経が高ぶりやすい時期です。そこに物理的な「首の負担」が重なることで、メンタルや体調のコントロールが難しくなってしまうんですね。「やる気がない」のではなく「身体が誤作動を起こしている」だけかもしれない。そう考えると、対策の仕方も変わってくるはずです。
頭の重さが頸椎にかける負荷の真実
皆さんは、自分の頭の重さがどれくらいあるかご存知でしょうか?成人で約4.5kg〜6kgと言われています。だいたいボウリングのボール1個分、あるいは5kgのお米の袋1つ分くらいの重さです。結構重いですよね。
背骨の上に真っ直ぐ乗っていれば、この重さは背骨全体で上手く分散されます。しかし、勉強中のように頭を前に傾けると、物理的な負荷(モーメントアーム)が急激に増大します。テコの原理と同じで、支点から遠ざかるほど、支えるために必要な力が何倍にも膨れ上がるのです。
実際にどれくらいの負荷がかかるのか、角度ごとの推定負荷を見てみましょう。
| 頭の傾き角度 | 首にかかる負荷(目安) | 該当するシチュエーション |
|---|---|---|
| 0度(真っ直ぐ) | 約 5kg | デスクトップPCを正面で見ている時。負荷は最小限です。 |
| 30度 | 約 18kg | 机に向かってノートを書いている時。7歳の子どもを首に乗せているのと同じ負荷。 |
| 60度 | 約 27kg | スマホを膝の上や胸元で覗き込む時。小学校低学年の平均体重(約27kg)に相当。 |
いかがでしょうか。机に向かってノートを取っている時の角度(約30度)だけで、首には約18kgもの負担がかかり続けているんです。18kgといったら、灯油が入ったポリタンク1つ分くらいです。それを首だけで支えながら、何時間も勉強しているわけです。
受験生なら1日10時間勉強することもあるでしょう。その間、ずっとこの負荷がかかり続けているとしたら…骨格が変形してストレートネックになってしまうのも、無理はありませんよね。
これは「姿勢が悪い」と一言で片付けられる問題ではなく、物理的な「過重労働」なのです。だから、お子さんの姿勢が崩れていても、どうか「シャキッとしなさい!」と叱らないであげてください。本人も辛いんです。必要なのは精神論ではなく、「環境」を変えてあげることなんですよ。
隠れスマホ首のセルフチェックリスト

「自分はまだ大丈夫」「痛みはあるけどストレートネックではないと思う」と思っていても、気づかないうちに骨格の変形が進行している「隠れスマホ首」かもしれません。特に若い方は筋肉の柔軟性があるため、初期段階では痛みに気づきにくいこともあります。
自宅の壁を使って簡単にチェックできる方法がありますので、勉強の合間の休憩がてら、今すぐ試してみてください。
【簡単セルフチェックの手順】
壁に背中を向けて、以下の4点を壁につけて自然に立ってください。
①かかと ②お尻 ③肩甲骨(背中) ④後頭部
- 【正常】 無理なくスッと4点すべてが壁につく。→今のところ大丈夫です。予防を続けましょう。
- 【軽度ストレートネック(予備軍)】 意識して力を入れれば後頭部がつくが、少し首の前がきつい。→黄色信号です。環境の見直しが必要です。
- 【重度ストレートネック】 後頭部が壁につかない。無理につけようとすると、アゴが上がったり、口が開いてしまったり、背中が壁から離れてしまう。→赤信号です。すでに骨格の変形が始まっている可能性が高いです。
もし後頭部がつきにくい場合、すでに首の本来のカーブ(前弯)が失われ、頭が身体より前に出ている状態が定着してしまっています。でも、ここで諦めたり焦ったりしなくて大丈夫です。骨格の変化は日々の積み重ねですから、逆に言えば、これからの毎日の環境と習慣を変えていけば、十分にケアしていけます。次の章から、具体的な解決策を見ていきましょう。
勉強時のストレートネックを治す環境と習慣
ここからは、具体的な解決策のお話です。よく「姿勢を良くしよう!」と精神論で頑張ろうとする人がいますが、それはおすすめしません。勉強に集中している時に、背筋のことまで意識し続けるのは不可能だからです。大切なのは、努力や根性ではなく、無意識でも良い姿勢にならざるを得ない「環境(ハードウェア)」を作ってしまうこと。そして、身体をリセットする「習慣(ソフトウェア)」を取り入れることです。
机と椅子の高さ調整とグッズの活用

まず一番に見直してほしいのが、机と椅子の高さです。ここが自分の体格に合っていないと、どんなに頑張っても物理的に姿勢は崩れます。特に重要な指標が「差尺(さじゃく)」です。
差尺とは、「椅子の座面」から「机の天板」までの高さの差のことです。人間工学的に、計算式で最適な高さが決まっています。一般的に「身長 × 1/6」が最適な差尺と言われています。
例えば身長160cmの方なら、160 × 1/6 = 約26.6cm が理想の差尺です。もしご自宅の机がこれより高すぎると、肩をすくめて書くことになるので肩こりの原因になります。逆に低すぎると、背中を丸めて覗き込むことになるので猫背とストレートネックが加速します。
調整のポイント
学校の机やリビングのテーブルなど、机の高さを変えられない場合は、「椅子」の方で調整します。椅子を高くして適切な差尺を確保しましょう。すると今度は足が床に届かなくなるので、足元に「足置き台(フットレスト)」や古雑誌の束、段ボールなどを置いて、足の裏がしっかり床につくようにしてください。足がブラブラしていると骨盤が安定せず、結局姿勢が崩れてしまいます。
【絶対に使ってほしい神グッズ】
さらにおすすめなのが、「学習用傾斜台(スラントアップなど)」と「書見台(ブックスタンド)」です。机の上に置いて天板に10度〜20度の角度をつけるだけで、物理的にノートや教科書が目に近づき、視線が自然と上がります。視線が上がれば、首を深く曲げる必要がなくなりますよね。欧州の学校では当たり前のように導入されているこの「傾斜」ですが、首への負担を劇的に減らす効果があります。書見台を使って教科書を立てるのも、首こり対策の王道です。
治し方の基本は30分ごとのストレッチ

環境を整えたら、次は習慣です。どんなに良い姿勢でも、長時間同じ姿勢で固まっていれば、筋肉はポンプ作用を失い、血流は悪くなります。理想は30分に1回、少なくとも1時間に1回は椅子から立ち上がることです。
「ポモドーロ・テクニック(25分勉強+5分休憩)」などを活用して、強制的にリセットタイムを作りましょう。その時にやってほしいのが、座ったままでもできる「チンイン(Chin-In)」という簡単な動きです。
【チンイン(あご引き)エクササイズのやり方】
- 背筋を伸ばして正面を向きます。
- 人差し指でアゴの先端を軽く触れます。
- その指でアゴを水平に後ろへスライドさせるように押し込みます(二重アゴを作るイメージです)。
- 首の後ろが伸びるのを感じたら、その位置で3秒キープして、フッと脱力します。
- これを3回〜5回繰り返します。
これをやるだけで、前に突き出ていた頭の位置が、背骨の真上に戻ります。いわば「首の位置リセットボタン」ですね。トイレに立ったついでや、飲み物を取るついでに、こまめにやってみてください。これだけで首への負担の蓄積が全然違ってきます。
正しい姿勢を維持する骨盤の立て方

「良い姿勢」の定義を勘違いしている人が多いのですが、背中を無理やり反らせるのは間違いです。座る時のすべての土台は「骨盤」にあります。
特に避けたいのが、椅子に浅く腰掛けて背もたれに寄りかかる「ずっこけ座り(仙骨座り)」です。これだと骨盤が後ろに倒れてしまい、バランスを取るために頭が前に出ざるを得なくなります。つまり、ストレートネック製造ポーズなんです。
ポイントは、「お尻の穴を後ろに向ける」イメージで座ることです。専門的に言うと「坐骨(ざこつ)」という、お尻の下にある尖った骨を、座面に突き刺すように座ります。こうすると、骨盤がスッと立ち、その上に背骨が積み木のように綺麗に乗っかります。この状態だと、筋肉で頑張らなくても骨で身体を支えられるので、疲れにくいんです。
もし筋力がなくて骨盤を維持するのが辛い場合は、100円ショップなどで売っている「メッシュの背もたれ用クッション」や、バスタオルを丸めたものを腰と椅子の背もたれの間に挟んでみてください。これだけで骨盤が後ろに倒れるのを防いでくれるので、楽に良い姿勢がキープできますよ。
睡眠の質を高める枕の選び方と高さ
日中、重い頭を支えて酷使した首を回復させられる唯一の時間が「睡眠」です。しかし、自分に合っていない枕を使っていると、寝ている間も首がいじめられていることになります。
ストレートネックの傾向がある人は、首のカーブがなくなっているため、高すぎる枕を使っていることが非常に多いです。高い枕を使うと、寝ている間も首が前屈(あごを引いた状態)になり、気道を圧迫していびきの原因になったり、首の筋肉が休まらなかったりします。
理想は、仰向けに寝た時に「立っている時の自然な姿勢」がそのまま横になった状態です。顔面が天井に対して平行か、ほんの少し(5度くらい)下を向く程度が良いでしょう。
高い枕を新調する必要はありません。私が一番おすすめしているのは、自宅にあるバスタオルを折りたたんで作った「タオル枕」です。
タオル枕の作り方
大判のバスタオルを数回折りたたみ、自分の首のカーブの隙間がちょうど埋まる高さに調整します。高さをミリ単位で変えられるのが最大のメリットです。寝てみて「あ、首が支えられていて楽だな」「呼吸がしやすいな」と感じる高さが正解です。
朝起きた時に首や肩が痛い、頭痛がするという人は、枕が合っていない可能性が高いです。ぜひ今夜からタオル枕を試してみてください。
鍼灸治療で深層筋肉をリセット

ここまで、環境と習慣によるセルフケアをお伝えしました。まずはこれらを実践してみてください。多くの場合はこれだけでかなり楽になり、勉強にも集中できるようになるはずです。
しかし、中には「いろいろ試したけど頭痛が治らない」「朝起きるのが辛い(起立性調節障害のような不調がある)」「集中力がどうしても戻らない」という場合もあります。それは、長期間の負担ですでに首の深い部分の筋肉(後頭下筋群など)が岩のように固まってしまっていたり、自律神経のスイッチが壊れて「オーバーヒート」を起こしていたりするからです。
こうなってしまうと、表面的なストレッチや休息だけでは、なかなか元の状態に戻りません。特に、成長期のお子様の体は繊細で、変化も早いです。そんな時は、我慢せずに「鍼灸治療」という選択肢を頼ってください。
注意
手足のしびれが強い場合や、激しいめまいがある場合は、頸椎椎間板ヘルニアなどの可能性もありますので、無理をせず整形外科などの専門医療機関を速やかに受診してください。
鍼(はり)の最大の強みは、マッサージや指圧では届かない身体の深層にある筋肉に、直接アプローチして緩めることができる点です。固まった筋肉に鍼が届くと、ズーンという独特の響きと共に、血流が一気に改善します。
また、鍼やお灸には、高ぶった交感神経を鎮めて、身体を強制的に「リラックスモード(副交感神経優位)」に切り替えるスイッチのような作用があります。当院でも、試験直前のメンテナンスとして鍼灸を受けに来る受験生がたくさんいます。ある高校3年生の男の子は、毎週末に通ってくれていたのですが、「先生、なんか最近、朝スッと起きられるようになってきました」と嬉しそうに報告してくれました。
「治療」というよりは、トップアスリートが大事な試合の前に行う「コンディション調整」に近い感覚ですね。身体を万全の状態に整えて、本番に臨む。それが、私たちにできるサポートです。
勉強中のストレートネック対策こそ合格への近道
【結論】「首のケア」は、暗記や過去問と同じくらい重要な「受験対策」です。
ここまで、ストレートネックが単なる姿勢の問題ではなく、脳への酸素供給を阻害し、集中力やメンタルにまで悪影響を及ぼす「学習阻害要因」であることをお話ししました。
もし今、あなたが「やる気はあるのに集中できない」「朝起きるのが辛い」「頭痛やめまいで勉強が手につかない」と悩んでいるなら、どうか自分を責めないでください。「自分はだらしない」とか「根性が足りない」なんて思う必要は全くありません。それは、首が悲鳴を上げ、自律神経が「オーバーヒート」を起こしているという、身体からのSOSサインかもしれないのです。
成績を上げるために必要なのは、痛みを我慢して無理を重ねることではなく、一度立ち止まって「身体というハードウェア」をメンテナンスすることです。
- 環境を見直す: 机と椅子の高さを調整し、書見台や傾斜台を使う。
- 習慣を変える: 30分に1回は立ち上がり、こまめにリセットする。
まずは、今日ご紹介したこの2つを実践してみてください。これだけで、頭にかかっていた霧が晴れ(ブレインフォグの解消)、スッキリとした頭で勉強に向かえる感覚が戻ってくるはずです。
「やり過ぎない」ことが、最後まで走り抜けるコツです。
勉強ももちろん大切ですが、身体がすべての資本です。万全の体調があってこそ、努力が実を結びます。
もし、大阪近郊で「どうにもならない首の辛さ」や「原因不明の不調」にお悩みなら、一度浜崎鍼灸整骨院にご相談ください。
3児の父でもある私が、あなたの「合格するための身体づくり」を、伴走者として全力でサポートします。一人で抱え込まなくて大丈夫ですよ。
児の父でもある私が、あなたの「合格するための身体づくり」を、伴走者として全力でサポートします。一人で抱え込まなくて大丈夫ですよ。
※当院のホームページに掲載している内容は、臨床経験や既存の研究に基づいていますが、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。施術による効果には、一人ひとりの体質や生活習慣によって個人差があります。私たちは、あなたの伴走者として、あなたにとっての最善を一緒に見つけていくことをお約束します。
【著者プロフィール】

浜崎 洋(はまざき ひろし)
浜崎鍼灸整骨院 院長/大阪市十三
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師(国家資格)。臨床経験20年以上。24時間テレビ「愛は地球を救う」チャリティーマラソンにメディカルスタッフとして参加。新聞・テレビなど取材多数。国内だけでなく海外からも患者が来院。3児の父として、受験生の体調管理にも力を入れている。モットーは「やり過ぎない」。患者さまの伴走者として、症状だけでなく、その人の人生に寄り添う治療を心がけている。


