ストレートネックの二重あごが治った!痩せても消えない原因と確実な治し方

鏡で顎のラインを気にするストレートネックと二重あごに悩む女性の写真

ストレートネックの二重あごが治った!ダイエットで消えない「構造の崩れ」を根本から戻す全手順

こんにちは。大阪市で浜崎鍼灸整骨院の院長をしております、浜崎洋です。
この記事を書こうと思ったきっかけは、先日来院されたある患者さま(30代女性)との施術中の会話でした。
彼女は少し恥ずかしそうに、スマートフォンの写真を見せてくれました。「先生…私、最近頑張って3キロも痩せたんです。でも友達と撮った写真を見て…」そう言いかけた彼女の画面には、楽しそうに笑う彼女の姿。でも、その笑顔の下には、確かにタプタプとした二重あごが…。「体は細くなったのに、アゴだけ全然変わらなくて。もう年齢のせいでしょうか」彼女の声には、諦めと戸惑いが混じっていました。
私はすぐに彼女の首を触診しました。案の定、首の骨は真っ直ぐになり、前面の筋肉はガチガチに固まっていました。典型的な「ストレートネック」です。
「これはね、〇〇さんが太ったわけでも、怠けてるわけでもないんですよ。いわば『濡れ衣』です。首の骨が前に出てるせいで、皮膚が余ってるだけなんです」
そうお伝えすると、彼女は「えっ、骨のせいだったんですか!?」と目を丸くされていました。
実は、このように「痩せているのに二重あごが治らない」と駆け込んで来られる方が、今猛烈に増えています。多くの方が検索される「ストレートネック 二重あご 治った」という言葉の裏には、整形手術まではしたくないけれど、根本的に解決したいという切実な願いがあると感じています。
この記事では、その患者さまにもアドバイスさせていただいた、ダイエットではなく「構造」から治すための具体的な手順を、身体のプロとして分かりやすく解説します。自宅でできる即効性のあるストレッチや改善ケアから、効果が出ない時の対処法、そして根本解決にかかる期間まで、あなたの二重あごが「治った」と実感できるまでのロードマップを全てお伝えします。

※「治った」という表現は、当院で実際に改善を実感された患者さまのお声を元にしていますが、効果には個人差があります。

この記事でわかること

  • 二重あごの正体が脂肪ではなく骨格の崩れであることを理解できる
  • 自宅にあるタオルを使った構造リセットの方法を習得できる
  • 効果が出ない時に疑うべき筋肉のロックと鍼灸の役割がわかる
  • 根本解決にかかる期間と再発させないためのポイントを知る
目次

ストレートネックの二重あごが治った人が知る骨格の真実

多くの人が「二重あご=太った」と短絡的に結びつけてしまいがちですが、実は体重の増減とは無関係に発生するケースが急増しています。ここでは、なぜ痩せている人にも二重あごが現れるのか、その解剖学的なメカニズムと、脂肪吸引などの対症療法では解決しない理由について、骨格と筋肉の視点から紐解いていきます。

痩せ型なのに二重あごになる意外な原因

姿勢の良い女性とストレートネックで頭が前に出た姿勢の悪い女性の横からの比較画像
首の位置が変わるだけで、フェイスラインの印象はこれだけ変わります。

「体重は変わっていないのに、アゴ周りだけタプタプしてきた」「ダイエットをして体は細くなったのに、顔の輪郭だけがぼやけている」といった相談を、当院でも頻繁に受けます。鏡を見ては「まだ痩せなきゃいけないのか」と落ち込んでしまう方も多いのですが、結論から申し上げますと、そのアプローチは少し的外れかもしれません。

痩せ型の方に生じる二重あごの多くは、「余分な脂肪」がついたのではなく、姿勢の崩れによって「皮膚と筋肉が余ってしまった」ことが根本的な原因です。

これを私はよく「キャンプ場のテント」に例えて説明しています。ピンと張ったテントをイメージしてみてください。中心にある支柱(ポール)がしっかり立っていれば、屋根の布は綺麗に張りますよね。しかし、もし支柱が斜めに傾いたり、ガクッと低くなったりしたらどうなるでしょうか?当然ながら、屋根の布はダラリとたるんでしまいます。

これと同じ現象が、皆さんの首元で起きているのです。テントの支柱にあたるのが「首の骨(頸椎)」であり、屋根の布にあたるのが「顔から首にかけての皮膚」です。あなたが太ったわけではなく、中身の骨組みが正しい位置からズレてしまったために、外側の皮が余ってしまい、それが重力に従ってアゴ下に溜まり、二重あごに見えているだけなのです。

つまり、これは「肥満」という代謝の問題ではなく、「構造の崩壊」という物理的な問題なのです。この違いを理解せずに、食事制限などのダイエットを続けても、残念ながらアゴ下のたるみは解消されません。むしろ、栄養不足で肌のハリが失われ、余計にたるんで見えることさえあります。

ここがポイント

痩せ型の二重あごは「脂肪」によるものではなく、骨格のズレによる「濡れ衣」です。ダイエットをするよりも、テントの支柱である「首」を立て直すことが解決への最短ルートです。

生まれつきではない構造上の問題点

ソファでスマートフォンを見る前傾姿勢のストレートネックの女性
毎日のスマホ習慣が、知らず知らずのうちに首の骨格を変形させています。

「親も二重あごだから遺伝かも」「骨格の問題なら生まれつきだから治らないのでは」と諦めている方もいらっしゃいますが、ここでお話ししている骨格的な二重あごのほとんどは、先天的なものではなく、後天的な生活習慣による「適応」の結果です。

特に現代人に多いのが、頭が本来の位置よりも前に突き出してしまう「頭部前方変位(Forward Head Posture)」という状態です。人間の頭は体重の約10%、成人であれば5kg〜6kgほどあり、これはボーリングの球と同じくらいの重さです。本来、首の骨はこの重さを真下で支えるように設計されています。

しかし、スマートフォンを覗き込むように頭が数センチ前に出るだけで、テコの原理により首にかかる負担は何倍にも膨れ上がります。一説には、頭が1インチ(約2.5cm)前に出るごとに、首への負荷は約4.5kgずつ増加するとも言われています。これが毎日続くと、首の筋肉はこの異常な重さに耐えるために、ガチガチに固まって縮こまります。その一方で、アゴ下などの前面の組織は、常に引き伸ばされたゴムのように弾力を失い、ダラリと垂れ下がってしまうのです。

このように、デジタル機器の長時間使用は私たちの骨格を変形させるほどのインパクトを持っています。厚生労働省も「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」において、連続作業時間が1時間を超えないよう推奨するなど、身体への負担について警鐘を鳴らしています(出典:厚生労働省『情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン』)。

これは単なる疲れの問題ではなく、骨格構造を破壊しかねない深刻な問題なのです。しかし、逆に言えば、生活習慣による「使い方の癖」を変えれば、構造は必ず元の正しい位置に戻ろうとします。生まれつきではないからこそ、治る余地が十分に残されているのです。

当院でも多くのストレートネックの患者様を診てきましたが、この構造的な問題を解決しない限り、いくらエステに通っても根本解決にはなりません。詳しくは当院の専門治療ページでも解説しています。⇒大阪市ストレートネック専門|頭痛・しびれの根本原因と改善法【浜崎鍼灸整骨院】

スマホ首が招く舌の筋力低下の罠

ストレートネックの特徴の一つである、口が軽く開いた状態の女性の横顔クローズアップ
キャプション: 無意識に口が開いていませんか?それは舌が下がっているサインかもしれません

ストレートネック(スマホ首)が二重あごを作るもう一つの、そして非常に見落とされがちな要因に、「舌(ベロ)」の位置関係があります。「二重あごの話なのに、なぜ舌?」と思われるかもしれませんが、実は舌こそが、アゴ下の形状を決定づける「天然のコルセット」なのです。

本来、リラックスしている時の正しい舌の位置(スポット)は、舌先が上の前歯の裏に触れず、舌全体が上あご(口の天井)にピタリと吸い付いている状態です。この時、舌の根元にある「舌骨筋群(ぜっこつきんぐん)」というインナーマッスルが働き、下あごの皮膚や肉を内側からグッと持ち上げてくれています。

しかし、スマホを見るために下を向く姿勢が続くとどうなるでしょうか。重力に負けて口が半開きになり、舌が上あごから離れて下あごの方へ落ちてしまいます。これを専門用語で「低位舌(ていいぜつ)」と呼びます。舌が落ちると、舌骨筋群は仕事を失ってサボり始め、筋力が低下します。すると、これまで持ち上げられていたアゴ下の組織が一気に雪崩のように垂れ下がり、締まりのないライン、すなわち二重あごが形成されるのです。

また、舌が下がると気道が狭くなるため、無意識にアゴを前に突き出して呼吸をしようとする癖がつきます。これがさらにストレートネックを悪化させるという「負のループ」に陥ってしまうのです。単に首を治すだけでなく、口の中で起きているこの「筋力低下の罠」に気づくことが、二重あご解消の重要な鍵となります。
日本顎関節学会の報告によれば、舌の位置異常(低位舌)は顎関節症やいびき、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めるだけでなく、顔貌の変化にも影響を与えるとされています(参考:日本顎関節学会『顎関節症の病態と治療』)。

注意点

無意識のうちに口をポカンと開けていることが多い方は要注意です。それは舌が下がっている証拠であり、二重あごの原因になるだけでなく、口呼吸による免疫力低下のリスクも招いてしまいます。

慢性のむくみとリンパ滞留の正体

「朝起きた時は顔がパンパンにむくんで二重あごがひどいけれど、夕方になると少しマシになる」という経験はありませんか?もしそうなら、あなたの二重あごの正体は、単なる皮膚のたるみだけでなく、「体液の渋滞」が大きく関わっています。

首は、脳や顔面へ血液を送る動脈と、そこから老廃物を回収して心臓へ戻す静脈やリンパ管が密集している、いわば「交通の要所」です。特にアゴの下には「顎下リンパ節」、耳の下には「耳下腺リンパ節」という重要なゴミ処理場があります。

しかし、ストレートネックによって首や肩の筋肉(僧帽筋や胸鎖乳突筋など)がガチガチに固まってしまうと、これらの血管やリンパ管が物理的に圧迫されてしまいます。イメージしてください。庭の水撒きホースを足で踏んづけると、水が流れずに手前で溜まって膨らみますよね。あれと全く同じ現象が、あなたのアゴ下で起きているのです。

筋肉は動かすことでポンプの役割を果たし、体液を流しますが、コリ固まった筋肉はそのポンプ作用も失っています。その結果、行き場を失った水分や老廃物がアゴ下の組織に滞留し、重力に従って垂れ下がることで、タプタプとした「むくみ型二重あご」が完成します。マッサージをすると一時的にスッキリするのは、この溜まった水が流れるからですが、ホースを踏んでいる足(=首の筋肉の緊張)を取り除かない限り、すぐにまた水は溜まってしまいます。

ここがポイント
むくみ型二重あごは、マッサージで一時的に流れても、首の筋肉のコリという「蛇口」を閉めない限り、何度でも再発します。根本解決には、ストレッチと姿勢改善が不可欠です。

脂肪吸引より構造リセットが必要な訳

二重あごに悩むあまり、美容クリニックでの脂肪吸引や脂肪溶解注射を検討される方も少なくありません。確かに、これらの施術は物理的に脂肪細胞を減らすことができるため、脂肪過多が原因の方には有効な手段となり得ます。

しかし、ここまでお話ししてきた通り、原因が「脂肪」ではなく「骨格の位置ズレ」や「筋肉の機能不全」にある場合、安易に脂肪を取ることはお勧めできません。なぜなら、脂肪を取っても「たるみの原因(テントの支柱のズレ)」は解決していないからです。

むしろ、中身(脂肪)を急激に抜くことで、皮膚の余りがさらに強調され、風船の空気を抜いた時のようにシワっぽくなったり、たるみが悪化して老けて見えたりするリスクさえあります。「構造的なズレ」を治さずに表面だけを整えても、土台が崩れていれば、いずれ必ず再発してしまいます。

だからこそ、私は「やり過ぎない」アプローチとして、まずはメスを入れずに自分自身の骨格をリセットすることをお勧めしています。自分の持っている治癒力と構造を利用して、本来あるべき位置に戻してあげる。それが、一見遠回りのようでいて、実は最もリスクが少なく、かつリバウンドしない唯一の道だからです。

ストレートネック由来の二重あごが治った確実な手順

原因がわかったところで、次は具体的な解決策に移りましょう。「治った」と実感できるレベルまで持っていくには、正しい順序と継続が必要です。ご自宅でできるケアから、プロの手を借りるタイミングまで、私が実際に患者さんに指導している効果的なロードマップを公開します。

バスタオル1本で作る寝るだけ矯正枕

ストレートネックの矯正に、丸めたバスタオルを首の下に置いて仰向けに寝る女性
どこの家にもあるバスタオル1本で、失われた首のカーブを取り戻せます。

まず最初に取り組んでいただきたいのが、人生の3分の1を占める睡眠時間を活用した「首のカーブ」の復元です。市販の高い枕やストレートネック矯正枕を買う必要はありません。どこのご家庭にもあるバスタオルを使って、あなた専用の矯正枕を作りましょう。

ストレートネックは、首の骨(頸椎)が真っ直ぐになりすぎている状態です。これを本来の緩やかな「くの字」カーブに戻すために、筒状に巻いたタオルを首の下に入れて寝るというシンプルな方法です。これを私は「タオル枕」と呼んでいますが、その効果は絶大です。

タオル枕の作り方と使い方

手順内容
ステップ1大きめのバスタオルを用意し、縦に四つ折りにします。端からくるくると、できるだけ硬めに巻いて円柱状(ポール状)にします。直径は7cm〜10cm程度が目安です。崩れないように両端を紐やゴムで縛っても良いでしょう。
ステップ2仰向けになり、頭(後頭部)ではなく「首の裏(カーブしている部分)」にタオルがすっぽりと入るようにセットします。
ステップ3この時、頭の後頭部が床(または布団)にわずかに触れるか、紙一枚分くらい浮く程度の高さに調整します。顎が上がりすぎず、かつ下がりすぎない、目線が真上を向く角度がベストです。

最初は違和感があるかもしれませんので、寝る前の5分〜15分程度から始めてみてください。首の後ろに支点を作ることで、頭の重みを利用して首の骨を自然なアーチへとしならせることができます。これにより、縮こまっていた首前面の筋肉がストレッチされ、二重あごの原因となる詰まりが解消されやすくなります。

ワンポイントアドバイス

朝起きて首が痛い場合は、タオルが高すぎるか、硬すぎる可能性があります。その場合は、バスタオルを薄手のものに変えたり、巻く回数を減らして高さを低く調整し、無理のない範囲で続けてください。「気持ちいい」と感じる高さが正解です。

即効性を狙う広頸筋ストレッチ

ストレートネックのセルフケアで、鎖骨下に手を当てて首を後ろに伸ばすストレッチをする女性
縮こまった首の前面を伸ばすことで、即効性のあるリフトアップ効果が期待できます。

骨格の矯正と並行して行いたいのが、縮こまってしまった首の前面の筋肉「広頸筋(こうけいきん)」のストレッチです。広頸筋は、下アゴから鎖骨、胸の上部にかけて薄い膜のように広がっている筋肉です。猫背で胸が縮こまると、この筋肉もたるんでしまい、それが皮膚を下へ下へと引っ張ることで二重あごを形成します。

この筋肉をピンと張り直すことで、即効性のあるリフトアップ効果が期待できます。

【広頸筋ストレッチの手順】

  1. 固定する: 鎖骨のすぐ下の皮膚に、両手のひらを重ねて置きます。皮膚をグッと押さえ、下方向(足の方)へ少し引っ張るようにして固定します。ここがアンカーになります。
  2. 伸ばす: 手で皮膚を固定したまま、ゆっくりとアゴを天井に向け、首の前側を伸ばしていきます。呼吸は止めないでください。
  3. 突き出す: 首が伸びた状態で、さらに下アゴを「アイーン」と突き出すように受け口にします。すると、首の前面からアゴ下にかけて、筋肉が強く引き伸ばされるのを感じるはずです。
  4. キープ: この状態で10秒〜15秒キープします。左右に首を少し傾けると、広頸筋の端の方まで満遍なく伸ばすことができます。

仕事の合間やトイレ休憩、入浴中など、気がついた時にこまめに行うのがコツです。皮膚をピンと張ることで、滞っていたリンパの流れも良くなり、むくみが取れてフェイスラインがスッキリします。

ただし、「頑張りすぎ」は禁物です。1日に何十回もやる必要はありません。トイレ休憩のついでに1回、お風呂で1回、寝る前に1回…くらいで十分です。私のモットーは「やり過ぎない」。無理なく続けられることが、何よりも大切なんです。

正しい治し方と改善までの期間

「先生、これってどれくらいで治りますか?」という質問をよくいただきますが、正直なところ、魔法のように明日すぐに治るものではありません。これは骨格の修正という、いわば「身体のリフォーム工事」だからです。

個人差はありますが、先ほどご紹介したタオル枕やストレッチ、そして日頃から舌の位置を意識する生活(舌全体を上あごにつける)を徹底した場合、早い人で2週間〜1ヶ月ほどで「あれ?最近アゴ周りがスッキリしてきたかも」「横顔が変わったねと言われた」といった変化を実感し始めます。

ただし、細胞が入れ替わり、矯正された骨格や筋肉のバランスが脳に定着し、無意識でも良い姿勢を保てるようになるには、おおよそ**3ヶ月(約90日)**が必要だと言われています。人間の身体の細胞の多くは約3ヶ月のサイクルで入れ替わるとされているからです。

焦る必要はありません。「治った」と胸を張って言える状態になるまで、まずは3ヶ月を目標に、歯磨きのように毎日の習慣としてコツコツと続けてみてください。正しいアプローチさえしていれば、身体は必ず応えてくれます。

セルフケアの効果が出ない筋肉の壁

ここで一つ、非常に重要なことをお伝えしなければなりません。

もしあなたが、ここまで説明したタオル枕やストレッチを真面目に続けているのに、「全然変化がない」「むしろ首が痛くなって辛い」「どうしてもタオル枕に馴染めない」と感じているなら、それはあなたのやり方が悪いわけでも、努力が足りないわけでもありません。

それは、「筋肉のロック(拘縮)」が強すぎる可能性があります。

長年の不良姿勢や過度なデスクワークによって、首の深層にある筋肉が、まるで錆びついたネジのようにガチガチに固まってしまっている状態です。この「錆びつき」がひどいと、いくら表面からストレッチをしたり、枕で矯正しようとしても、筋肉が邪魔をして骨まで動きが届かないのです。いわば、ブレーキを踏んだままアクセルを踏んでいるようなものです。

この「筋肉の壁」がある状態で無理にセルフケアを続けると、動かない関節を無理に動かそうとして痛めたり、効果が出ずに挫折してしまう原因になります。

鍼灸で深層のロックを解除する近道

首と肩にストレートネックの鍼治療を受けてリラックスする女性のクローズアップ
セルフケアで届かない深層の筋肉のロックは、プロの手で解除するのが近道です。

そんな「セルフケアの限界」や「頑固な壁」を感じた時こそ、私たち鍼灸師の出番です。

鍼(はり)治療の最大のメリットは、マッサージや指圧では届かない、身体の奥深くにある「筋肉のロック(トリガーポイント)」に直接アプローチできることです。鍼という微細な刺激を入れることで、身体は「あ、ここに異物が入ってきた」と反応し、血流を一気に集めて修復しようとします(軸索反射)。この生理反応を利用して、凝り固まったインナーマッスルを強制的に緩め、錆びついた首のスイッチをOFFにします。

これは、私が皆様の代わりに治してあげるというよりも、「皆様のセルフケアが100%効く状態」に身体の土台を整える作業です。ガチガチの土を耕して、水や肥料が染み込みやすくするようなイメージですね。いわば、あなたの日々の努力を無駄にしないための、最強の「ブースター」として鍼灸を使っていただきたいのです。

「急がば回れ」ではありませんが、長年のストレートネックで首が鉄板のようになっている方は、一度プロの手でリセットしてからセルフケアに取り組んだ方が、結果的に圧倒的に早く、そして楽に「治った」というゴールにたどり着けます。

▼当院の料金はこちらからご覧ください。
対応症例と料金

ストレートネックと二重あごが治った時、本来の顔を取り戻せる

二重あごが解消されると、単に見た目が若返るだけではありません。気道が広がることで呼吸が深くなり、睡眠の質が向上します。慢性的な頭痛や肩こりからも解放され、自律神経が整うことで、毎日をより活動的に過ごせるようになる方が大勢いらっしゃいます。

それは、美容的な悩みが消えただけでなく、身体の機能が正常に戻ったという証拠です。「二重あごが治った」という結果は、実は「健康な身体を取り戻した」というプロセスの副産物に過ぎないのかもしれません。

「もう歳だから」「こういう体質だから」と諦める必要はありません。骨格という構造を整えれば、身体は必ず応えてくれます。鏡に映るその二重あごは、あなたの本来の顔ではありません。悪い姿勢によって仮面を被らされているだけです。

まずは今日から、バスタオルを巻いて、舌の位置を意識してみてください。もし2週間続けても変化が感じられない、あるいは首に痛みが出てしまったという時は、一人で抱え込まずに、いつでも大阪の浜崎鍼灸整骨院にご相談ください。私は「やり過ぎない」をモットーに、あなたが本来持っているシャープな笑顔と、快適な毎日を取り戻すお手伝いを全力でさせていただきます。

長年のデスクワークによる首の痛み、二重あごのお悩みはお任せください。
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免責事項

※当院のホームページに掲載している内容は、臨床経験や既存の研究に基づいていますが、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。施術による効果には、一人ひとりの体質や生活習慣によって個人差があります。私たちは、あなたの伴走者として、あなたにとっての最善を一緒に見つけていくことをお約束します。

この記事の執筆者

  • 院名: 浜崎鍼灸整骨院
  • 役職: 院長
  • 氏名: 浜崎洋(はまざきひろし)
  • 年齢: 57歳
  • 所在地: 大阪市
  • 保有国家資格: 鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師
  • メディア実績等: 24時間テレビ「愛は地球を救う」チャリティーマラソンにメディカルスタッフとして参加。新聞・テレビなど取材多数。国内だけでなく海外からも患者が来院。
  • 人物像: 三児の父。趣味はラグビー、ソフトボール、ハイキング、サイクリング、映画・音楽鑑賞、食事会。地域ボランティア活動にも積極的で、災害ボランティアでは全国を駆け巡る。
  • モットー: 「やり過ぎない」
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