【十三感謝祭レポート】92歳でも毎日2万歩!元気体操講演で伝えた驚きの実例

十三感謝祭で「いつまでも元気で!元気体操」というコーナーで講演、実践する浜崎鍼灸整骨院、院長の浜崎洋

十三感謝祭「元気体操」講演レポート|90歳から始めた92歳女性の驚くべき変化

「もう年だから」という言葉は、思い込みに過ぎません。体は、何歳からでも変わるんです。

【鍼灸師監修】2025年10月25日 浜崎鍼灸整骨院 院長 浜崎 洋


この記事でわかること

  • 十三感謝祭での講演内容と参加者の反応 – 地域の方々の熱心な姿勢と継続実践者からの嬉しい声
  • 90歳から運動を始めた92歳女性の驚くべき変化 – 杖歩行から毎日2万歩へ、1年8ヶ月の劇的な改善事例
  • 何歳からでも体が変わる科学的根拠 – 鍼灸師の視点から見た高齢者の運動効果とそのメカニズム
  • 運動を始める際の具体的なポイント – 安全に継続するための3つの成功法則とチェック項目

大阪市淀川区十三の地域行事「十三感謝祭」のチラシ。
淀川区十三東地区の皆さんが多数参加されました。

「去年から続けてるよ!」―嬉しい声をいただきました

講演が終わった後、一人の方が声をかけてくださったんです。

「去年も聞かせてもらって、それからずっと続けてるよ」

この言葉、本当に嬉しかったです。

実は、体操や運動って、1回やっただけでは効果はなかなか現れないんですね。でも、続けることで、体は必ず応えてくれます。これは、私が長年患者さんと向き合ってきた中で、何度も何度も実感してきたことです。

「続けてますよ」と教えてくださったこと。それだけで、私たちの活動が少しでもお役に立てているんだと感じることができました。


90歳から始めて、今では毎日2万歩!92歳女性のお話

今回の講演では、実際に私が往診でお伺いしている92歳の女性患者さんのお話をさせていただきました。

この方との出会いは、今から1年8ヶ月前のことです。

出会いのきっかけ

項目内容
年齢当時90歳(現在92歳)
きっかけご主人を交通事故で突然亡くされた
ご家族の状況息子さんは関東在住(当院の元患者様)
本人の希望住み慣れた土地を離れたくない
最大の課題一人で生活していけるだけの体力がなかった

息子さんが、「そういえば、以前お世話になった先生がいる。あの先生なら、母の体を強くしてくれるかもしれない」と思い出してくださり、ご縁が始まりました。

1年8ヶ月前(開始時)の体の状態

項目状態
歩行杖が必要、足元がおぼつかない
階段自宅の2階に上がるのが怖くてできない
筋力重い物を持つなどの力仕事ができない
運動習慣ご主人と15分程度の散歩のみ
継続性雨の日や気分が乗らない日は歩かない
生活自立度一人での生活に大きな不安

「このままでは、一人で暮していけない…」

そんな不安を抱えながら、この方は私のところに来てくださいました。

治療・指導の経過

時期往診頻度内容
開始時週1回体の状態を診察、無理のない運動を指導
現在2〜3週に1回経過観察(自立度向上のため頻度減)

この方の努力には、私自身も驚かされました。

毎日、毎日、私がお伝えした運動を、コツコツと続けてくださいました。


そして1年8ヶ月後…驚きの変化が!

現在(92歳)の体の状態

項目状態変化
歩行毎日2万歩のウォーキング杖使用→自立歩行
運動習慣天候に関わらず毎日継続15分/日→2万歩/日
意欲「3万歩を目指す!」と目標設定受け身→自発的
新しい挑戦縄跳びを開始運動の幅が拡大
生活自立度完全に一人暮らしを継続中不安→自信
往診頻度2〜3週に1回で十分健康状態の安定

目をキラキラさせて、「先生、次は3万歩を目指すんや!」と楽しそうに話してくださるんです。

最近、縄跳びまで始められたんです。なんと92歳で、縄跳びまで始められたのです。

関東の息子さんも、お母様の変化に驚いて、とても喜んでくださっています。


なぜ、こんなに変われたのか?

この方の例から、私たちが学べることがあります。

それは、「もう年だから」という言葉は、思い込みに過ぎないということ。

体は、何歳からでも変わるんです。

「変わりたい」と思った、その瞬間から。

高齢者の運動が筋力・認知機能に与える影響については、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」でも推奨されています。

成功の3つのポイント

ポイント内容
① 適切な運動自分の体に合った、シンプルな運動
② 継続可能性無理なく続けられる内容
③ 習慣化毎日コツコツと続けること

特別な器具も、特別な場所も必要ありません。

この方も、最初は本当に小さなことから始めました。でも、それを毎日続けたことで、こんなに大きな変化が生まれたんです。


運動が体に良い理由―専門家の視点から

私は鍼灸師として、長年多くの患者さんの体を診させていただいてきました。

その経験から、はっきりと言えることがあります。

適切な運動は、何歳からでも体に良い変化をもたらします。

運動で期待できる効果

効果詳細
筋力向上歩くのが楽になる、日常動作がスムーズに
転倒予防バランス能力が向上し、転びにくくなる
メンタル改善気持ちが前向きになる、意欲が湧く
生活習慣病予防血圧や血糖値の改善につながる
認知機能維持頭もスッキリする(適度な運動は脳にも良い)
QOL向上生活の質が上がり、自信が持てる

もちろん、急に激しい運動を始めるのは危険です。

大切なのは、ご自身の体の状態に合わせて、無理なく始めること

そして、専門家のアドバイスを受けながら、安全に続けることです。


私たちの想い―地域の皆さんの健康を支えたい

今回の講演を通じて、改めて感じたことがあります。

それは、地域の皆さんの「元気でいたい」「自分の足で歩き続けたい」という強い気持ちです。

その想いに、私たちも全力で応えたい。

浜崎鍼灸整骨院は、ただ痛みを取るだけの場所ではありません。

皆さんが、いつまでも元気で、自分らしく暮らせるように。

そのお手伝いをさせていただくのが、私たちの役目だと思っています。


最後に―あなたも、今日から始められます

「私ももう年だから…」

そう思っていませんか?

でも、この記事でご紹介した92歳の女性のように、何歳からでも体は変わります。

運動を始める前のチェックポイント

チェック項目推奨事項
持病がある方必ず医師に相談してから始めましょう
体調に不安がある方専門家の指導を受けることをおすすめします
何から始めたらいいか分からない方当院でご相談を承ります(個別アドバイス可能)
以前に運動で痛めた経験がある方体の状態を診させていただいた上で、安全な運動をご提案します

大切なのは、「始めよう」と思うこと。

そして、小さな一歩を踏み出すこと。

もし、「何から始めたらいいか分からない」「自分の体に合った運動を知りたい」と思われたら、いつでも当院にご相談ください。

一人一人の体の状態を診させていただいて、無理なく続けられる運動をご提案させていただきます。

今回の講演に参加してくださった皆さん、そして継続して頑張っておられる皆さん、本当にありがとうございます。

これからも、皆さんの健康を全力でサポートさせていただきます。


あなたも今日から|「ずっと若々しく」いるための最終チェック

  • 「もう年だから」は、ただの思い込みに過ぎない
  • 体は、90歳からでも、何歳からでも変わることができる
  • 90歳で杖歩行だった方が、92歳で毎日2万歩歩けるようになった実例がある
  • 成功の鍵は「適切な運動」「継続可能性」「習慣化」の3つ
  • 激しい運動ではなく、自分に合ったシンプルな運動を毎日続けることが大切
  • 適切な運動は、筋力向上や転倒予防だけでなく、心の健康にも繋がる
  • 「始めよう」と思った、その瞬間が一番のスタートライン
  • 何から始めるか迷ったら、私たち「伴走者」にいつでも相談してほしい

当院のホームページに掲載している内容は、臨床経験や既存の研究に基づいていますが、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。施術による効果には、一人ひとりの体質や生活習慣によって個人差があります。私たちは、あなたの伴走者として、あなたにとっての最善を一緒に見つけていくことをお約束します。

この記事の執筆者

浜崎鍼灸整骨院院長、浜崎洋の画像
浜崎鍼灸整骨院 院長 浜崎 洋
  • 院名: 浜崎鍼灸整骨院
  • 役職: 院長
  • 年齢: 57歳
  • 所在地: 大阪市
  • 保有国家資格: 鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師
  • メディア実績等: 24時間テレビ「愛は地球を救う」チャリティーマラソンにメディカルスタッフとして参加。新聞・テレビなど取材多数。国内だけでなく海外からも患者が来院。
  • 人物像: 三児の父。趣味はラグビー、ソフトボール、ハイキング、サイクリング、映画・音楽鑑賞、食事会。地域ボランティア活動にも積極的で、災害ボランティアでは全国を駆け巡る。
  • モットー: 「やり過ぎない」
目次