大阪市でストレートネック(スマホ首)にお悩みの方へ|根本改善の道があります
つい先日、大阪市にお住まいの30代の女性、佐藤さん(仮名・プログラマー)が、深刻なお顔で私のところへ来られました。
初回の問診で、彼女は堰(せき)を切ったように話し出されました。
佐藤さま(30代・プログラマー)
「先生、もう限界なんです。新入社員のころから肩こりはありましたが、ここ数年でどんどんひどくなって…。今はもう、夕方になると首の痛みと頭痛で仕事の画面を見ていられません。」
私(浜崎)
「それはつらいですね。毎日PC作業が続くと、特に夕方につらさが出やすいですよね。」
佐藤さま(30代・プログラマー)
「それだけじゃないんです。最近、仕事中に腕や指先がピリピリとしびれる時があって…。それに、フワフワするめまいのような感覚も。何かもっと悪い病気なんじゃないか、このまま悪化したらどうしようって、本当に不安で…」
私(浜崎)
「しびれやめまいまで出ると、本当に不安だったでしょう。病院には行かれましたか?」
佐藤さま(30代・プログラマー)
「はい、近所の整形外科で「ストレートネックですね」って診断されました。でも、処方されたのは湿布と痛み止めだけで…。仕事帰りにマッサージに通っても、結局その場しのぎにしかならないんです。薬やマッサージに頼らず、この不安から抜け出したいんです…!」
私は佐藤さんにお伝えしました。
「佐藤さん、今のお悩み、あなただけではないんですよ」と。
実際、佐藤さんのように、一日中パソコンやスマートフォンと向き合う生活を続け、ストレートネック(スマホ首)と診断されたものの、病院での対処では根本改善に至らず、「このまま放置したらどうしよう」と一人で不安を抱え込んでいる方が、大阪市には本当に多いのです。
頭痛、しびれ、めまい…。これらのつらい症状の「改善方法」を探しているけれど、原因が分からず、枕を変えてみたり、見よう見まねでストレッチをしてみたり…。それでも不安が消えない。
私は、こうした切実な声を日々お聞きするたび、強く思うのです。
「きっと他にも、同じように苦しみながら、正しい情報を探している方が大勢いらっしゃるはずだ」と。
だからこそ、この記事を書くことにしました。
あなたが長年抱えてきたその不調の原因と、根本から改善していくための道筋を、私の臨床経験に基づいて、できる限り分かりやすくお伝えしていきます。
(はじめまして。大阪市で浜崎鍼灸整骨院を開いております、院長の浜崎です。)
【重要なお知らせ】
この記事は、鍼灸師・柔道整復師の臨床経験と既存研究に基づく情報提供を目的としています。医師による診断・治療に代わるものではありません。激しい痛みやしびれがある場合は、まず整形外科を受診してください。
この記事でわかること
- ストレートネックが頭痛やしびれを引き起こす本当の「原因」
- なぜ病院やマッサージでは「その場しのぎ」になってしまうのか
- 当院が考える「根本改善」へのアプローチと施術
- 症状を悪化させない枕の選び方や「改善方法」としてのセルフケア

こんなお悩みはありませんか?
もし、一つでも当てはまるものがあれば、この記事はきっと、あなたのお役に立てるはずです。
- 一日中デスクワーク(PC作業)をしていると、首や肩がパンパンに張って痛む。
- 夕方になると、決まって頭痛や目の奥の痛みを感じる。
- スマートフォンを操作している時間が長い。
- 首を動かすと、痛みや違和感がある。
- 腕や指先に、ピリピリとしたしびれを感じることがある。
- 病院でストレートネックと診断されたが、湿布や薬で様子を見るしかないと言われた。
- めまいや吐き気、原因不明の倦怠(けんたい)感に悩まされている。
- 枕が合わない気がして、朝起きた時に首が一番つらい。
- マッサージや整体に通っても、すぐに症状がぶり返してしまう。

そもそもストレートネックとは?

ストレートネックは、単なる「首のこり」や「姿勢の悪さ」を指す俗称ではありません。
医学的には、本来あるべき頸椎(けいつい:首の骨)の構造的な変化を示す所見です。
本来、人間の首の骨は、重い頭(約5kg)を支え、歩行などの衝撃を分散させるために、ゆるやかな「前彎(ぜんわん)カーブ」(S字カーブの一部)を描いています。
このカーブが、バネのような役割を果たしているのです。
しかし、ストレートネックとは、この生理的な前彎カーブ(医学的には30度以下)が失われ、首の骨が文字通り「まっすぐ(ストレート)」になってしまった状態を指します。
バネの機能が失われた首は、頭の重さや外部からの衝撃を直接受け止めることになり、首周辺の筋肉や神経に過剰な負担をかけ続けることになります。
ストレートネックの一般的な原因

ストレートネックが発症する最大のメカニズムは、長時間の「頭部前方突出姿勢」にあります。
これは、パソコンの画面をのぞき込んだり、スマートフォンを低い位置で操作したりする際に、あごが前に突き出て、頭が胴体よりも前に出てしまう姿勢のことです。
頭が正常な位置(耳が肩の真上にある状態)から前に出るほど、首にかかる負荷は急激に増大します。
| 頭の傾斜角度 | 首(頸椎)にかかる負荷 | 例(イメージ) |
|---|---|---|
| 0度 | 約4.5〜5kg | 頭部の重さそのまま |
| 15度 | 約12kg | ボーリングの球(重め) |
| 30度 | 約18kg | 5歳児の平均体重 |
| 45度 | 約22kg | 大きめのスイカ3個 |
| 60度 | 約27kg | 小学校低学年の児童 |
研究によれば、首が60度傾くと、約27kgもの負荷が頸椎にかかるとされています。 (出典:Surgical Technology International誌の研究報告)
この過剰な負荷が慢性的に続くことで、首の後ろ側の筋肉は常に引き伸ばされて緊張し、最終的にはS字カーブを維持できなくなり、骨の配列自体がまっすぐに変形してしまうのです。
(参考:公益社団法人 日本整形外科学会「肩こり」)
また、ストレートネックと「猫背」は、切っても切れない関係にあります。
多くの場合、デスクワークなどで背中が丸まった「猫背」の姿勢をとると、体はバランスを保ち、前方の視界を確保するために、無意識に頭だけを前方へ突き出させます。
つまり、猫背が「引き金」となり、ストレートネックという「結果」を誘発しているケースが非常に多いのです。このため、首だけの問題を考えていても、根本的な解決には至りません。

この症状を放置するとどうなるか
ストレートネックを「たかが肩こりの延長」と考えて放置することは、非常に危険です。なぜなら、骨格の変化を伴う状態であり、首そのものへのダメージを蓄積させ続けるからです。
初期は、首や肩の筋肉が過度に緊張することによる「こり」や「痛み」が主です。
しかし、この状態が慢性化すると、緊張した筋肉が血管や神経を圧迫し始め、症状は次のように進行していきます。
| 進行度 | 主な症状 | 身体の状態 |
|---|---|---|
| 初期 | 首や肩のこり・痛み | 筋肉が過度に緊張し、疲労が蓄積している状態。 |
| 中期 | 緊張型頭痛、腕や手のしびれ | 筋肉の緊張が血管や神経を圧迫し始めた状態。 |
| 深刻期 | めまい、吐き気、自律神経失調症 | 首周りの神経(自律神経)のバランスが乱れ始めた状態。 |
加えて、最も懸念すべきは、重篤な頸椎疾患への進行です。
S字カーブを失った首は、特定の骨と骨の間にあるクッション(椎間板)に負荷が集中します。
この負荷が椎間板の変性を早め、最終的には椎間板の中身が飛び出して神経を圧迫する「頸椎椎間板ヘルニア」や、骨が変形して神経を刺激する「変形性頸椎症」「頸椎症性神経根症」といった、手術が検討されるような重篤な疾患につながるリスクが飛躍的に高まるのです。
あなたが今感じている「こり」や「頭痛」は、こうした深刻な状態への「警告灯」である可能性を理解する必要があります。
病院での一般的な対処法
首の痛み、頭痛、しびれといった症状で病院(主に整形外科)を受診した場合、まずはレントゲンやMRIなどの画像診断が行われます。
そこで「ストレートネックですね」と診断されたり、「骨に異常はありません」と告げられたりした場合、一般的な対処法は「保存療法」が中心となります。
具体的には、以下のようなものです。
- 投薬(痛み止め、筋弛緩薬)
- 湿布の処方
- 首の牽引(けんいん)や電気治療などの物理療法
- 理学療法士によるリハビリテーション(ストレッチや運動指導)
- 痛みが強い場合のブロック注射
これらの治療は、現在出ている「痛み」や「しびれ」といった症状を緩和させる上では有効です。
しかし、冒頭の佐藤さんのように、多くの方が「根本的な改善に至っていない」「その場しのぎにしかならない」と感じているのも事実です。
なぜならば、これらの対処法は、ストレートネックを生み出した根本的な原因、すなわち「長年の生活習慣によって歪んだ姿勢(猫背)」「インナーマッスルの弱化」「自律神経の乱れ」といった、身体全体のバランス異常にまではアプローチしきれないケースがあるからです。
なぜ当院ではストレートネック症状の根本改善が可能なのか

それでは、なぜ浜崎鍼灸整骨院では、病院や他の治療院で改善しなかったストレートネック症状の根本改善が期待できるのでしょうか。
それは、私たちが「症状」だけを診る「修理屋」ではなく、患者さまの人生、生活に寄り添う「伴走者」であるという哲学に基づき、他院とは異なるアプローチをとっているからです。
当院が選ばれる理由、それは以下の点にあります。
1. 症状の「本当の原因」を多角的に特定する検査
当院では、単に「首が痛い」から首を揉む、といった短絡的な施術は行いません。
冒頭の佐藤さんの頭痛やしびれの原因が、実は「猫背」や「骨盤の歪み」、あるいは「内臓の疲労による体幹の弱化」にあるかもしれないからです。
姿勢解析・自律神経チェックソフトや、国家資格者による詳細な徒手検査を組み合わせ、一方向からではない多角的な原因分析で、あなたの不調の「本当の原因」を見つけ出します。
2. 独自の「インナーマッスル・トリートメント」

原因が特定できたら、鍼灸やオステオパシーなどを統合・体系化した当院独自の「インナーマッスル・トリートメント」を行います。
これは、表面的な筋肉を強く揉みほぐすのではなく、身体の深層部(インナーマッスル)や、不調の引き金となっている「筋膜の歪み」、さらには「自律神経のバランス」に優しくアプローチする施術です。
(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「自律神経失調症」)
身体への負担が少なく、ストレートネックが引き起こす多様な症状(頭痛、めまい、しびれ)の根本に働きかけることができます。
3. 伴走者としての「担当者固定制」と「施術計画書」
当院は、院長である私が必ず最初から最後まで責任を持って担当する「担当者固定制」です。
毎回担当者が変わるストレスはなく、あなたのその日の小さな体調変化も見逃しません。
さらに、検査結果と膨大な臨床データに基づき、「あなただけの施術計画書」を作成します。ゴールを明確にし、場当たり的ではない的確な施術を行うことで、二人三脚で改善というゴールを目指す「伴走者」となります。

喜びの声
「長年の頭痛薬から解放されました」
(大阪市在住 30代 女性 プログラマー|当院との出会い:2023年8月)
10年以上、PC作業による首の痛みと夕方の頭痛に悩まされ、鎮痛剤が手放せませんでした。整形外科ではストレートネックと言われ、マッサージにも通いましたが気休めにしかならず…。
浜崎先生は、首だけでなく猫背や骨盤の歪み、そして私の生活習慣まで丁寧に診てくださいました。施術後は体が軽く、呼吸が深くなる感覚があり、通い始めて3ヶ月ほどで、あれほどひどかった頭痛が嘘のようになくなりました。
今では薬を飲むこともなく、仕事に集中できています。今も定期的に通いながら、体と向き合う時間を大切にしています。浜崎先生は、私の体の変化をいつも見守ってくださる、心強い伴走者です。
「腕のしびれが消え、不安がなくなりました」
(大阪市在住 40代 男性 営業職|当院との出会い:2024年3月)
ある朝から急に腕にしびれを感じ、整形外科では「頸椎症の疑い」と言われ不安でした。浜崎先生は私の話をじっくり聞いてくださり、検査で「原因は首だけでなく、胸周りの筋肉の緊張だ」と明確に教えてくれました。
鍼は初めてで怖かったですが、全く痛みはなく、むしろ温かく心地よかったです。施術を重ねるうちに、しびれが嘘のように消えていきました。
通い始めて2ヶ月ほどで症状が大きく改善し、今は月1〜2回のメンテナンスで体調管理をしています。再発予防のストレッチも教えていただき、今は安心して仕事に打ち込めています。
「めまいと吐き気が改善し、趣味を再開できました」
(大阪市在住 50代 女性 主婦|当院との出会い:2024年5月)
原因不明のめまいと吐き気に悩まされ、耳鼻科や内科を転々としましたが「異常なし」の繰り返し。ストレートネックが関係しているかも、とすがる思いでこちらに伺いました。
先生は「自律神経が乱れていますね」と、姿勢だけでなく生活習慣まで丁寧にアドバイスをくださいました。施術はとてもソフトで、回数を重ねるごとに体がスッと楽になり、4ヶ月ほどであれほど辛かっためまいが起きなくなりました。
諦めていた趣味のハイキングにも、また行けるようになりました。今も定期的に通いながら、先生と二人三脚で健康を維持しています。感謝の気持ちでいっぱいです。
※患者さまのプライバシー保護のため、お名前は仮名とし、詳細は一部変更しておりますが、実際にいただいたご感想に基づいています。
※上記は、当院で施術を受けられた方々の個人の感想です。症状の改善には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。 当院では、国家資格を有する施術者が、医学的根拠に基づいた検査と施術を行い、症状の背景にある姿勢や生活習慣まで丁寧に分析しています。 ご自身の症状に不安がある方は、まず医療機関での診断を受けた上で、適切な施術をご検討ください。
ストレートネックが改善した場合の未来

もし、あなたが長年苦しんできたストレートネックによる不調から解放されたら、どのような未来が待っているでしょうか。
冒頭の佐藤さんのように、まず、夕方になると必ず襲ってきた頭痛や、仕事の妨げになっていた腕のしびれの不安から解放されます。
鎮痛剤や湿布に頼る必要がなくなり、朝までぐっすり眠れることで、目覚めもスッキリするでしょう。
仕事中は、痛みやこりに気を取られることなく、本来あなたが持つ高い集中力を発揮できるようになります。
パフォーマンスが上がり、仕事の成果にも良い影響が出るかもしれません。
そして、休日は「首が痛むから」と億劫になっていたことも、心から楽しめるようになります。
趣味のカフェ巡りやSNSでの情報収集も、不快な症状に邪魔されることなく、心から楽しめるようになるでしょう。
これは、単に「痛みが消える」ということだけではありません。
不調によって制限されていたあなたの「人生の質」そのものを取り戻すことなのです。
自宅でできる簡単セルフケア(改善方法)
当院では、施術だけでなく、再発を防ぐためのセルフケア指導にも力を入れています。ここでは、ストレートネックの改善に特に大切で、ご自宅で簡単に取り組めるケアを2つご紹介します。
1. あご引き(チンタック)エクササイズ
これは、ストレートネック改善において最も重要なエクササイズの一つです。頭を正しい位置に安定させる「頸部深層屈筋」を鍛えます。
- まず、壁を背にして立ちます。「かかと・お尻・肩甲骨」の3点を壁にぴったりとつけます。(ストレートネックの方は、この時点で後頭部が壁から離れていることが多いです)
- あごを軽く引き(二重あごを作るイメージ)、後頭部を壁にゆっくりと押し付けます。
- 首の後ろが伸びる感覚を意識し、強く押し付けすぎず、心地よい強さで5秒間キープします。
- これを10回程度、1セットとして、1日に数回行ってみてください。
2. 胸を開くストレッチ(猫背・巻き肩対策)
ストレートネックの大きな引き金である「猫背」を改善するためのストレッチです。
- 楽な姿勢で立ち、両手を背中の後ろで組みます。
- 肩が上がらないように意識しながら、ゆっくりと肘を伸ばし、胸を大きく開きます。
- 組んだ手を、できるだけ斜め下の床に向かって引き下げるイメージです。
- 胸の大胸筋が心地よく伸びているのを感じながら、15秒から30秒キープします。
- (デスクワークの合間に、30分に1回程度行うと非常に効果的です)
ストレートネックFAQ
ここでは、ストレートネックでお悩みの方から、実際に多く寄せられる専門的なご質問にお答えします。
- ストレートネックは自然に治りますか?
-
残念ながら、一度変形してしまった首の骨の配列(カーブ)が、何もしないで自然に元通りのS字カーブに戻ることは、期待できません。ストレートネックは、いわば「生活習慣病」の一種なのです。
ただし、症状(痛み、しびれ、頭痛)は、適切な施術とセルフケアによって根本的に改善させることが可能です。骨の配列が変わらなくても、首や肩周りの筋肉が柔軟性を取り戻し、姿勢(特に猫背)が改善されれば、首にかかる負担は劇的に減ります。その結果、症状が出ない快適な状態を維持することは十分に可能です。 - ストレートネックの人が絶対にやってはいけないことは何ですか?
-
やってはいけないNG行動がいくつかあります。特に以下の3つは、症状を悪化させる可能性が非常に高いため、今日から避けるように意識してください。
やってはいけないNG行動 なぜ避けるべきか(理由) 1. うつ伏せ寝 呼吸のために首を左右どちらかに90度近くひねる必要があり、頸椎に最大の負担をかけるため。 2. 高すぎる枕の使用 寝ている間中、首を前に傾けた「ストレートネック」の状態を強制し、筋肉の緊張を悪化させるため。 3. 首をボキボキ鳴らす 自分で首をひねって音を鳴らす行為は、頸椎の関節や靭帯を傷つけ、かえって首を不安定にさせるため。 - 首を「ボキボキ」鳴らす整体は怖いです。施術は痛くないですか?
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ご安心ください。当院では、首を急激にひねって「ボキボキ」と音を鳴らすような、危険を伴う施術は一切行いません。
前述の通り、当院の「インナーマッスル・トリートメント」は、身体の深層部や自律神経に優しくアプローチするソフトな施術が中心です。鍼(はり)に関しても、髪の毛ほどの細さの使い捨て鍼を使用し、ほとんど痛みを感じることはありませんので、初めての方でもリラックスして受けていただけます。
【関連記事】自律神経の乱れが引き起こす症状とは - 枕はどんなものを選べば良いですか?
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枕選びは非常に重要です。高すぎる枕や柔らかすぎる枕は避け、「寝返りがスムーズに打てる幅」があり、「首の自然なカーブを適切に支えてくれる」ものが理想です。
ただ、最適な高さは個人の体格によって全く異なります。高価な枕を買う前に、まずは「タオル枕」を試すことをお勧めします。バスタオルを折りたたみ、ロール状にした部分を首の隙間に当て、平らな部分で後頭部を支えるように調整します。これで数日間試し、ご自身にとって「あごが上がりすぎず、引けすぎない」「呼吸が楽」な最適な高さを探してみてください。 - 整形外科で「異常なし」と言われましたが、痛みます。
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これは非常に多いケースです。整形外科での「異常なし」は、主に「レントゲンやMRIで画像上、骨の骨折やヘルニア、神経の重篤な圧迫など、手術が必要なレベルの異常は見当たらない」という意味です。
しかし、画像には映らない「筋肉の過度な緊張」「筋膜の歪み」「関節の微妙なズレ」こそが、あなたの痛みやこりの”本当の原因”であることは多々あります。当院のような鍼灸整骨院は、まさにその「画像に映らない原因」を見つけ出し、アプローチすることを得意としています。 - 症状(頭痛、しびれ)が出たら、まず整形外科に行くべきですか?
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はい、その通りです。もし、あなたが「我慢できないほどの激しい痛み」や「明らかな手のしびれ・筋力低下」を感じている場合、まずは整形外科を受診することを強く推奨します。
それは、前述した「頸椎椎間板ヘルニア」や「頸椎症性神経根症」など、重篤な疾患が隠れている可能性を否定できないからです。
まず医療機関で「診断」を受け、重篤な問題がないことを確認した上で、当院のような施術院で根本的な姿勢改善や自律神経の調整に取り組むのが、最も安全かつ効率的な回復へのステップです。 - 整形外科の治療と並行して通院できますか?
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はい、可能です。むしろ、医師の診断を受けた上で、当院の施術を補完的にご利用いただくことをお勧めしています。 当院の施術は医療行為ではなく、国家資格に基づく代替医療です。画像検査で確認された重度の椎間板ヘルニアや骨の変形そのものを治すものではありません。 私たちができることは: – 症状の緩和を目的とした施術 – 進行を防ぐための身体環境づくり – 日常生活での姿勢指導とセルフケアのアドバイス 必要に応じて、医療機関へのご紹介も行っております。現在通院中の方は、主治医にご相談の上でご利用ください。
快適な毎日を取り戻すために|ストレートネックの最終チェック
最後に、あなたがストレートネックによる不調から解放されるために、覚えておくべき重要なポイントをまとめます。
- ストレートネックは、単なる「こり」ではなく、頸椎のS字カーブが失われた「骨格の変化」である。
- 最大の原因は、スマホやPC操作時の「頭部前方突出姿勢」と、その引き金となる「猫背」にある。
- 放置すると、頭痛、しびれ、めまい、吐き気などの随伴症状を引き起こし、最終的にはヘルニアや頸椎症など手術が必要な疾患につながるリスクがある。
- 病院での一般的な対処法(薬、湿布、牽引)は、症状の緩和が中心となる。
- 根本的な改善を目指す場合、症状が出ている首だけでなく、猫背、骨盤、自律神経といった「身体全体のバランス」へのアプローチが有効とされています。
- 「うつ伏せ寝」「高すぎる枕」「首をボキボキ鳴らす」行為は、症状を悪化させるため絶対に避けるべきである。
- セルフケアとしては、正しい位置を覚える「あご引き」と、猫背をリセットする「胸開きストレッチ」が有効である。
- もし「しびれ」や「激痛」がある場合は、まず整形外科で診断を受け、重篤な疾患がないか確認することが最優先である。
あなたは、長年のつらい症状を「体質だから」「仕事柄しかたない」と諦めてはいませんか。
ストレートネックは、その原因とリスクを正しく理解し、適切な対処を行えば、決して改善しない症状ではありません。
もし、あなたが大阪市にお住まいで、病院での治療と並行して、別のアプローチからストレートネック症状の改善を目指したいとお考えであれば、どうか一人で抱え込まず、一度当院にご相談ください。
私が、あなたの「伴走者」として、全力でサポートすることをお約束します。
※当院のホームページに掲載している内容は、臨床経験や既存の研究に基づいていますが、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。施術による効果には、一人ひとりの体質や生活習慣によって個人差があります。私たちは、あなたの伴走者として、あなたにとっての最善を一緒に見つけていくことをお約束します。
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この記事の執筆者
院長: 浜崎 洋(はまざき ひろし)
院名: 浜崎鍼灸整骨院
役職: 院長
年齢: 57歳
所在地: 大阪市
保有国家資格: 鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師
メディア実績等: 24時間テレビ「愛は地球を救う」チャリティーマラソンにメディカルスタッフとして参加。新聞・テレビなど取材多数。国内だけでなく海外からも患者が来院。
人物像: 三児の父。趣味はラグビー、ソフトボール、ハイキング、サイクリング、映画・音楽鑑賞、食事会。地域ボランティア活動にも積極的で、災害ボランティアでは全国を駆け巡る。
モットー: 「やり過ぎない」


