こんにちは、大阪市の浜崎鍼灸整骨院、院長の浜崎です。
先日、40代の男性患者様が、深い溜め息と共にお話ししてくれた言葉が、今も私の心に残っています。
「先生、もう夏が怖いんです。外回りの営業から帰ると頭はガンガンするし、体は鉛のように重い。週末、小学生の息子のサッカーのコーチをしてやるのが唯一の楽しみなのに、グラウンドにいるだけで精一杯で…。『お父さん、大丈夫?』と逆に心配される始末です」
彼は続けました。
「水分補給も塩分も、人一倍気をつけているつもりなんです。でも、どうして自分だけ、こんなに夏に弱いんでしょうか…」
私は、彼の話をじっくりと伺いながら、強く思いました。
これは、決して彼一人だけの特別な悩みではない、と。毎年夏になると、同じように出口の見えないトンネルの中で苦しんでいる方が、この大阪にも大勢いらっしゃいます。
もし、あなたがこの方と同じように「また今年もか…」と夏の訪れに憂鬱になっているのなら。
この記事は、そんなあなたのために書きました。
その症状、本当にただの「熱あたり」?放置する危険性

こんなお悩みはありませんか?

一つでも当てはまるなら、ぜひこのまま読み進めてください。
- 夏になると必ずと言っていいほど、頭痛やめまい、吐き気に悩まされる。
- 全身が鉛のように重く、常に倦怠感や疲労感が抜けない。
- 食欲がなく、あっさりしたものしか喉を通らない。
- 夜、暑さで何度も目が覚めてしまい、ぐっすり眠れた気がしない。
- 病院では「水分と休息を」と言われるだけで、具体的な解決策が見つからない。
- 仕事や家事への集中力が続かず、パフォーマンスが落ちていると感じる。
- このままでは、また今年の夏も台無しになってしまうと不安に感じている。

これらの悩みは、決してあなたの気のせいでも、我慢が足りないからでもありません。体が発している、切実なサインなのです。
そもそも「熱あたり」とは?

まず、「熱あたり」という言葉について少し整理させてください。
多くの方が使うこの「熱あたり」ですが、実は医学的に明確に定義された病名ではありません。
一般的には、「熱中症」と診断されるほど重症ではないものの、夏の暑さが原因で起こる頭痛、めまい、倦怠感、食欲不振といった、さまざまな体調不良の総称として使われています。
この症状は、決して珍しいものではありません。
事実、総務省消防庁の発表によると、2023年の夏(5月〜9月)だけで、全国で91,467人もの方々が熱中症により救急搬送されました。
これはあくまで救急車を呼ぶほどの重い症状の方の人数です。
実際には、病院へは行かずに自宅で耐えたり、軽いめまいや倦怠感といった「熱あたり」の段階でなんとか乗り切ったりしている方を含めると、その何倍もの人々が夏の不調に悩まされているのが実態です。
ご自身のいる場所の危険度などを知るためにも、一度、環境省の熱中症予防情報サイトで最新の情報を確認することをお勧めします。
テレビのニュースなどで「熱中症で搬送」と聞くと、意識を失って倒れるような重篤な状態を想像するかもしれません。
しかし、その手前には必ず、あなたが今感じているような「熱あたり」の段階が存在するのです。
放置してしまうとこんなことも・・・

「夏は毎年こうだから」「少し休めば治るだろう」
そのように考えて、熱あたりを軽く見てしまうのは非常に危険です。
一時的な不調だと放置してしまうと、症状が慢性化し、生活の質を大きく低下させる可能性があります。
例えば、仕事中の集中力低下は、思わぬミスや評価の低下に繋がりかねません。
また、常に続く倦怠感は、家族や友人との大切な時間を心から楽しむ気力さえ奪ってしまいます。
そして何より怖いのは、軽度の熱あたりを繰り返しているうちに、ある日突然、重篤な熱中症へと移行してしまうリスクです。
さらに、自律神経の乱れにも繋がります。
体温調節は自律神経の重要な働きのひとつです。
熱あたりを繰り返すことで自律神経のバランスが崩れ、夏が終わっても続く原因不明の頭痛や不眠、胃腸の不調といった、別の症状を引き起こすことも少なくないのです。
なぜあなたの熱あたりは改善しない?一般的な対処法の限界

一般的な「熱あたり」の原因とは
一般的に、熱あたりの原因は以下のように説明されます。
- 脱水: 汗で体内の水分が失われる。
- ミネラル不足: 汗と一緒に塩分などのミネラルも排出される。
- 体温調節機能の破綻: 高温多湿の環境に体が対応しきれなくなる。
これらはもちろん正しい情報です。しかし、これらはあくまで「現象」の説明に過ぎません。
病院での一般的な対処法
熱あたりで病院に行くと、多くの場合、以下のような対処が行われます。
- 安静の指示
- 水分・塩分の補給指導
- 症状が強い場合は点滴
これらの処置は、今出ている症状を和らげるためには非常に重要です。
しかし、思い出してみてください。
あなたはそれを試しても、結局毎年同じ悩みを繰り返しているのではないでしょうか。
なぜ、一般的な対処法だけでは改善しないのか

それは、一般的な対処法が「火事」で例えるなら、「燃えている場所に水をかける」だけの対症療法だからです。
もちろん、火を消すことは最優先です。
しかし、そもそも「なぜ、あなたの体は火事が起きやすい状態(=熱あたりになりやすい状態)になってしまっているのか?」という根本的な原因にアプローチしない限り、来年も、再来年も、同じ場所からまた火の手が上がるのは当然のことなのです。
その根本原因は、単なる水分不足や寝不足だけではありません。
あなたの仕事、趣味、生活習慣、ストレス、過去の怪我など、人生そのものに複雑に絡みついているケースがほとんどです。
当院だからできる「熱あたり」への根本アプローチ

改善のために当院ができる事
私たち浜崎鍼灸整骨院は、症状だけを追いかける「修理屋」ではありません。
あなたの人生に寄り添い、本当の原因を一緒に見つけ出し、改善というゴールまで伴走する**「伴走者」**でありたいと考えています。
私がこの考えに至ったのには、明確な原体験があります。
かつて私は、トップアスリートを専門とするスポーツトレーナーを目指していました。
彼らにとって治療は最優先事項であり、私の「こうすれば良くなる」というアドバイスは絶対でした。
しかし、一般の鍼灸整骨院で働くようになり、私の価値観は覆されます。
同じように「このセルフケアをすれば良くなりますよ」と伝えても、「それができたらここには来ていない」という反応が返ってきたのです。
患者様には、治療よりも優先すべき仕事や家庭がありました。
そこで私は気づきました。
体を良くする「術」だけでは不十分なのだと。
まず、その方自身をすべて受け入れ、心を動かす。
そうでなければ、本当の意味で体を良い方向へ導くことはできない。こ
れが、私の「伴走者」としての治療哲学の根幹です。
病院とはここが違います
病院での対処が、今起きている火事を消す「消防士」の役割だとすれば、私たちの役割は、**二度と火事が起きない、燃えにくい家を一緒に建てる「建築家」**のようなものだと言えるかもしれません。
私たちは、あなたの体を多角的に、そして深く知ることから始めます。
- 徹底した検査と問診による「原因の特定」姿勢解析や自律神経チェックソフト、そして何よりも大切にしているのが、あなたの日常に隠れた原因を探るための詳細なカウンセリングです。仕事の状況、ストレスの有無、食事や睡眠の質まで、症状の裏にある生活背景を深掘りし、なぜあなたの体が熱あたりを起こしやすいのか、その根本原因を徹底的に見極めます。
- あなただけの「施術計画書」見つけ出した原因に基づき、画一的ではない、あなただけのオーダーメイドの施術計画書を作成します。「いつまでに、どのような状態を目指すのか」というゴールを共有し、納得いただいた上で施術を進めますので、ご安心ください。
- 体全体を整える独自の根本施術当院の「インナーマッスル・トリートメント」は、鍼灸やオステオパシーなど、様々な手技を統合した独自の施術です。これは単に筋肉をほぐすだけのものではありません。体の深層にある筋肉のバランスを整え、自律神経の働きを安定させ、内臓の機能を高めることで、体温調節や水分代謝がスムーズに行える、**「そもそも熱あたりになりにくい体」**へと根本から作り変えていくことを目的としています。

このような効果が期待できます
当院の施術を受けることで、あなたはただ熱あたりの症状から解放されるだけではありません。
- 夏を恐れることなく、仕事に全力で集中できる毎日
- 週末は最高の笑顔で、趣味や家族との時間を満喫できる余裕
- 夜はぐっすり眠れ、朝スッキリと目覚められる快適な生活
- 「どうせまた体調を崩す」という不安から解放され、心から安心して過ごせる日々
私たちは、あなたがそんな輝かしい未来を取り戻すための、一番の味方でありたいのです。

症状に悩まされていた皆様からの喜びの声
実際に当院の施術を受け、長年の悩みから解放された方々の声をお聞きください。
「お守りだった頭痛薬と、さよならできました」(30代・女性・デスクワーク)
「一日中エアコンの効いたオフィスにいるのに、なぜか夏になると頭痛と吐き気が…。毎日、お守りのように頭痛薬を飲んでいました。『自律神経の乱れかも』と調べて、先生の所にたどり着きました。先生の施術は、ただ凝っている場所を揉むのではなく、体の中から血が巡り出すような、不思議な感覚でした。今では薬を飲むこともなくなり、仕事に集中できる夏は毎日が全然違う!快適過ぎる!と本当に驚いています」
「毎年の夏が、恐怖から楽しみに変わりました」(40代・男性・営業職)
「以前は、夏が来るのが本当に恐怖でした。営業の外回りから帰ると決まって体調を崩し、休日はぐったり。気合の問題だと自分を責めていましたが、どうにもなりませんでした。先生のHPで『原因は人それぞれ』という言葉を見て、ここなら…と藁にもすがる思いで伺ったのが始まりです。自分の体の歪みが原因だったと分かった時は驚きましたが、通うたびに体が楽になるのが実感できました。今では真夏のグラウンドで、息子に『お父さん、元気やな!』と言われるのが何より嬉しいです。人生が変わりました」
「諦めかけていた旅行を、心から楽しめました」(50代・女性・主婦)
「楽しみにしていた夏の旅行、もうキャンセルするしかないと諦めかけていました。年齢のせいだと自分に言い聞かせていたのですが、先生に体の状態を丁寧にご説明いただき、目から鱗でした。ただ揉むだけじゃない、根本から整えてもらうってこういう事かと。通うたびに体が軽く、そして暖かくなっていくのが本当に不思議でした。おかげさまで、旅行先では誰よりも元気に観光を楽しめました!先生にはめちゃめか感謝してます!」
当院の特徴

改めて、当院が皆様に選ばれる理由をまとめさせてください。
- 担当者固定制: あなたの小さな変化も見逃しません。最初から最後まで同じ国家資格者が責任を持って担当します。
- 多角的な検査: 最新機器と熟練の徒手検査で、あなただけの「本当の原因」を多角的に見つけ出します。
- あなただけの「施術計画書」: 場当たり的ではない、ゴールを見据えたオーダーメイドの計画で最短の改善を目指します。
- 独自の根本施術: 鍼灸やオステオパシー等を統合した独自の施術で、体に負担なく根本原因にアプローチします。
- 4つの国家資格: 国が認めた医学知識を持つ専門家が、安心と安全の施術をお約束します。
- 地域No.1クラスの高い評価: 大手口コミサイト等での多くの喜びの声が、信頼の証です。
今すぐできるセルフケアとよくある質問
ご自宅でできる熱あたりセルフケア

改善には私たちの施術が不可欠ですが、ご自身のケアも大切です。
ここでは、ご自宅で簡単にできるセルフケアを2つご紹介します。
1. タオルを使った首のストレッチ
熱あたりによる頭痛や倦怠感は、首周りの緊張が原因のことも多いです。
- 手順1: フェイスタオルを1枚用意し、両端を持ちます。
- 手順2: タオルを首の後ろに回します。
- 手順3: 斜め上を向くように、ゆっくりと頭を後ろに倒しながら、タオルを軽く斜め前方に引っ張ります。
- 手順4: 首の前側が心地よく伸びているのを感じながら、15秒キープします。これを3セット行いましょう。
※痛みを感じる場合は無理をしないでください。
2. こめかみのツボ押し(太陽のツボ)
頭が重い、ズキズキするといった時におすすめのツボです。
- 手順1: 眉尻と目尻を結んだ線の、ちょうど中間点から指2本分ほど外側にある、少しへこんだ場所を探します。これが「太陽(たいよう)」というツボです。
- 手順2: 両手の人差し指か中指の腹をツボに当てます。
- 手順3: 「痛気持ちいい」と感じるくらいの強さで、円を描くようにゆっくりと5秒ほど押します。
- 手順4: 一度力を抜き、これを5回ほど繰り返します。
これらのセルフケアに加えて、いざという時の具体的な応急手当の方法や、どのような時に救急車を呼ぶべきかについては、救急搬送の専門機関である総務省消防庁の「熱中症対策リーフレット」がイラスト付きで非常に分かりやすく、大変参考になります。
熱あたりFAQ

- Q1. 水分も塩分も摂っているのに、なぜ熱あたりになるのですか?
-
A1. 素晴らしい対策です。それでも不調が起こるのは、体に水分を「保持し、活用する力」が落ちているサインかもしれません。自律神経の乱れや血流の悪化があると、飲んだ水分が全身の細胞に効率良く届きません。ただ補給するだけでなく、体が上手く使える状態に整えることが大切です。
- Q2. 室内で過ごすことが多いのに、夏バテのような症状が出ます。なぜですか?
-
A2. それは「寒暖差疲労」が原因かもしれません。冷房の効いた室内と暑い屋外を頻繁に行き来すると、体温調節を司る自律神経が過剰に働き、疲弊してしまいます。この自律神経の疲れが、倦怠感や頭痛といった熱あたりに似た症状を引き起こすのです。
- Q3. 「熱あたり」と「夏バテ」はどう違うのですか?
-
A3. 「熱あたり」は暑い環境に直接さらされたことで起こる、頭痛やめまいなどの比較的急な不調を指すことが多いです。一方「夏バテ」は、熱あたりを含む夏の不調が長引き、食欲不振や全身の倦怠感が慢性化した状態を指します。熱あたりは夏バテの入口とも言えるでしょう。
- Q4. 熱あたりしやすいのは、もう体質だから諦めるしかないのでしょうか?
-
A4. 決して諦める必要はありません。確かに「体質」はありますが、それは変えられないものではなく「体の状態」です。施術によって体の歪みや自律神経のバランスを整えれば、熱にうまく対応できる、燃費の良い体に変えていくことは十分に可能です。体質は改善できる、と私は考えています。
- Q5. 暑さに強くなるために、運動で汗をかく習慣をつけた方がいいですか?
-
A5. 良い心がけですが、タイミングが重要です。体が弱っている時に無理に運動すると、かえって体力を消耗し、逆効果になることもあります。まずは体全体のバランスを整え、熱あたりになりにくい土台を作ること。その上で適度な運動を取り入れるのが、改善への一番の近道です。
繰り返す熱あたりに、もう一人で悩まないでください

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
あなたの長年の悩み、**繰り返す「熱あたり」**の本当の原因は、決して単純なものではないこと、そして、そこにアプローチする方法があることを、ご理解いただけたでしょうか。
薬で症状を抑えたり、「夏だから仕方ない」と諦めたりして、つらい熱あたりに蓋をし続ける日々は、もう終わりにしませんか?
当院は、あなたのその場しのぎではない、本当の意味での**「熱あたり改善」の伴走者**になります。
もう一人で、夏の暑さや終わらない不調に怯える必要はありません。
今年の夏こそ、長年あなたを苦しめてきた**「熱あたり」**の悩みと本気で向き合い、心から安心して過ごせる毎日を取り戻しましょう。
そう強く願うあなたからのご連絡を、心よりお待ちしております。
執筆者情報
院名: 浜崎鍼灸整骨院
役職: 院長 浜崎
保有国家資格: 鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師
所在地: 大阪市
プロフィール:
三児の父。24時間テレビ「愛は地球を救う」チャリティーマラソンにメディカルスタッフとして参加するなど、豊富な臨床経験を持つ。新聞・テレビ取材多数。趣味はラグビー、サイクリング、映画鑑賞など多岐にわたる。日々の地域活動にも積極的に参加しており、大規模災害時にはボランティアとして被災地支援に駆けつける一面も。モットーは「やり過ぎない」。