ここ最近、問い合わせが急増中のメニエール病について、患者さんとの会話で多く話題になる事をまとめました。
メニエール病の原因
内耳にあるリンパ液が増えすぎることで起こる「内リンパ水腫」の状態だと言われています。
内耳には前庭・三半規管・蝸牛という部分が含まれ、これらの中には内リンパ液が満たされています。
内リンパ水腫が起きる仕組みとして、ストレスや過労、睡眠不足等で引き起こされる血流不足、ウイルスの感染、免疫の異常などが考えられますが、どの説もまだ確実とは言えません。
メニエール病を起こしやすい人の性格的な特徴
来院された方の思考傾向を分析すると、「熱中しやすく徹底的に」「周囲の期待に沿うように頑張ってしまう」「嫌なことでも我慢してしまう」等が挙げられます。
知らず知らずのうちにストレスフルな状態になっているのかもしれません。
メニエール病の有病率
メニエール病の有病率は10万人に10~40人で、280万人が住む大阪市では多くて1000人程と考えられますが、季節の変わり目などに発症することが多く、
2023年、1月から今日(10/17時点)で、メニエール病で当院に来院された患者さんの数は22人になります。
なので、現場で施術にあたる者の実感としては、統計よりも多いと感じます。
メニエール病対に対する鍼灸施術の有効性
鍼灸施術は、メニエール病の治療法の一つとして注目されています。
鍼灸施術は、経穴と呼ばれる特定の部位に鍼や灸を用いて刺激することで、内耳の血流や神経伝達を改善し、内耳の水分代謝を正常化すると考えられています。
鍼灸施術の有効性については、多くの臨床研究が行われており、一部の研究では、鍼灸施術によってメニエール病の症状が軽減されたり、発作が減少したりすることが報告されています。
しかし、鍼灸施術の効果には個人差があります。早めに専門的な知識や技術を持った鍼灸師に相談し、適切な施術を受けることが重要です。
メニエール病についてまとめました。→どうぞご覧ください(メニエール病専用サイト)。
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