皆さんこんにちは。浜崎鍼灸整骨院、院長の浜崎 洋です。
今日は最近とても問い合わせや来院が増えている突発性難聴について書かせていただきます。
突発性難聴とは?
その名の通り、突然発症します。
起床時、仕事中等、時と場所を選びません。
多くの人が急に片方の耳だけ聞こえなくなります。
突発性難聴の症状としては?
1,耳が突然聞こえにくくなった。⇒(突発性難聴でお悩みの方へのページです)
2,耳が詰まった感じがする(耳閉感)⇒(耳管閉塞でお悩みの方のページです)
3,音が二重に聞こえる、響く、エコーがかかる⇒(聴覚過敏でお悩みの方のページです)
4,耳鳴りが続く⇒(耳鳴りでお悩みの方のページです)
5,めまいや吐き気が起こった⇒(めまいでお悩みの方のページです)。
これらの症状が重なる時もあります
発症が急なために、多くの人はそれがいつ始まったかを明確に訴えます。
当院に来院された方の中には、「会話の途中でどんどん聞こえなくなった」と訴える方もおられました。
厚生労働省の調査によると、全国の患者数は年間約35,000人。人口1000万人あたり約275人に上る計算となります。
これは、昨今特に増加してるのを実感します。
相談や来院される方が一気に増えました。
突発性難聴の原因は?
難聴は様々な原因で起こります。
めまい発作を起こすメニエール病でも起こります。
また脳と耳をつなぐ神経(蝸牛神経と前庭神経)に異常が起きても起こります。
また細菌感染による急性中耳炎でも起こります。
このように原因が分かり、病名がつく難聴を除外し、原因がわからない突然起こる難聴をまとめて突発性難聴と呼んでいます。
つまり、現在ハッキリとした原因は特定されていません。
ちなみに突発性難聴は特定疾患に指定されています。実はとても身近な難病なのです。
原因がわからないと言われている突発性難聴ですが、発症する患者の年代を調べると男女とも30歳ごろから顕著に増加し始めます。
そして還暦を過ぎる頃を境に徐々に減り始めます。
このことから現役世代に特有のストレスによる自律神経の不調による関与が大きく疑われています。
当院では、突発性難聴の原因を耳周辺の血流が悪くなることで起きる内耳の機能障害と考えています。
耳周辺の血流が悪くなると内耳に必要な酸素や栄養が十分に行き届かなくなりその結果全体もしくは一部が機能不全に陥ります。
血液は、内耳に必要な酸素や栄養を送る仕事を担っているのが血液であり、血管を締め付け血行不良を招く原因が筋肉の過度な緊張です。
特に首や肩、耳周りにある筋肉が緊張すると内耳へと通じる酸素や栄養のルートが閉ざされ、その結果内耳が機能しなくなると考えています。
突発性難聴の治療は?
病院では現在、突発性難聴患者の多くにステロイド剤が処方されています。
それは主に内耳に循環障害(血流低下)などが起き酸化ストレスが高まっている疑いが強いためです。
そのため他にも血管拡張薬や代謝改善薬平などが用いられます。
しかし、原因はまだ不明で、この治療に明確なエビデンスは出ていません。
それでも発症したら1週間以内に、遅くとも2週間以内。
理想は2日以内の受診を強く推奨されてます。
日にちが経過すればするほど回復が難しくなる病気です。
当院の施術は?
ステロイド剤が有効なことが多い結果から、内耳の循環障害が大きく関与していることが疑われる突発性難聴ですが、
当院の鍼灸整体は多くのお悩みの方で、「薬を飲んだけど良くならない」や「もっと積極的に治療したい」とお考えの方にお喜びいただいております。
突発性難聴の場合、内耳の機能に関わる血流が阻害されている状態に過ぎません。
施術の考え方として大切なのは、血流の悪い部分に効果を集中させることだと考えます。
多くの突発性難聴において鍼施術は効果的に働きます、他の治療では得ることができない血流改善効果が期待できます。
全身にあるツボの作用を利用することで、筋肉の緊張を解き内耳へ送る必要な酸素や栄養のルートへの血流を集中的に改善させることができます。
とは言え、本来感覚器は、酷使を避け、大切に使うことで長く使えるものです。
通学、通勤時にイヤホンで大音量の音楽を聴き、職場でもリモート会議でもイヤホンの長時間使用は、耳の休まる時間がありません。
音量や、装着時間には気をつけたいものです。
皆さんの元気を祈ります。
ありがとうございます。
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